重油回収に行ってみて・・・

その2
この日は天候が悪かったにも関わらず300人位のボランティアが参加しました。
我々がやった作業は打ち上げられた重油をたぶん重機で岸上に砂ごとよせられた
砂山の砂と重油を別ける作業でした。


   

右上の写真の黒い物体が重油です。
これらを一つずつ手作業で仕分けしていく気の遠くなるような作業です。
砂の中にも浸透しておりスコップで少し掘っただけで真っ黒な羊羹の様な重油が出てきました。
やってもやっても減らない重油の固まりに気分は滅入ってくるし結構キツイものがありましたね
これだけ科学が進んでるのに重油を簡単に除去できる方法が無いなんて・・・
結局は地道で時間がかかるかもしれないけど人間の手作業でやるしかないんですね。
ほんと・・・気分は賽の河原地獄に落ちた亡者の気分でした。
もっとも・・・その地獄を作ったのは人間なんだから自業自得って事ですかね・・・

その中で救われたのは現地のボランティアスタッフの頑張ってる姿ですね。
茶髪やロンゲの若い(たぶん・・・二十歳前後なんだろう)のお姉チャンお兄チャンが
元気一杯にそして一生懸命に働いてる姿に勇気つけられました。
我々のボランティア作業は一日だけなのに腰が痛いとかキツイとか
ボヤいてる自分が恥ずかしくなります。
彼らは一週間?一ヶ月?・・・とにかく長期わたって毎日作業しているのに
嫌な顔もせずに常に笑顔で頑張ってる姿は感動もんでした。






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