今大会に出場するにあたって、どんなロボットにするのかについては結構迷ってました。
毘夷零号機(ビイセロ)は、歩行については完成体に作る事が出来ました。
ただ今回は屈伸させると言う目標があったため、ビイゼロでは出場できませんでした。
そこで、単純にビイゼロの歩行機構に屈伸機構を付けた機体を作ろうと考えました。
そのなかで、ひとつのコンセプトとして、なるべく単純構造に作ってみたいと言う事でした。
これは前回もそうでしたが、子供達がうちのロボットを見て自分も作ってみたいと
思えるようにしたかったからです。
そう考えて製作し始めたのですが・・・・・
最初のんびりし過ぎた為にダラダラと時間だけが過ぎてしまったのと、サーボモータの
市場不足や途中で仕事がバタついてきた等諸々な状況が発生してしまったため
製作が思うようにいきませんでした。

屈伸機構はタミヤのギヤボックスを使った簡単な機構にするつもりでした。
腕機構は、片腕3自由度にして、BASICスタンプ2で制御する計画でした。
作っていくうちに、色んな事をやってみたくなり、脚の自由度も増やしてみたくなったりして
作っては壊す日々が続きました。
そんなこんなで、毘夷壱号機はビイゼロに比べて、かなり大きくなってしまいました。
当然重量は重くなりトルク不足で屈伸させる事が出来ず、大会2週間前に急遽サーボモータで
屈伸させるように変更しました。

とにかく無計画で進めていたので、時間がドンドン無くなってしまい結局大会前日になっても
形になっていないと言うトンでもない状況を生んでしまいました。
大会当日の朝5時まで頑張りましたが、BASICスタンプ2を使うためのプログラムが
間に合わず全てラジコンによるマニュアル操作に変更しました。
そんな訳で不本意ながら中途半端な形で大会出場する事になりました。